秋の風が吹いてお出かけが楽しい季節がやってきました。マリアイチ押しのイベントは島の自然を感じながら、アートを楽しめる「瀬戸内国際芸術祭2010」。さぁ、どんなアートに出会えるか、冒険に出発☆

高松港からフェリーで40分の男木島は、平地が少なく傾斜が多い。入り組む路地はまるで迷路のよう♪ そんな集落の中に点在する16の作品を巡るのは、ドキドキ&ワクワクの連続♥島民の思い出を集めて作った『想い出玉が集まる家』や、島の竹林から採取した竹が心地いい音を奏でる『音の風景(瀬戸内編)』など、空き家を利用した作品が多いのが特徴。細道を散策しながらポン、ポンと出現するアートスポットを発見して、お気に入りの作品を見つけるのは、まるで宝探しのよう! 行く道々には、耳をあてるとハモニカの音など色んな音が聞こえる『オルガン』と呼ばれるパイプを配置。作品を 見る 以外にも 触れる 聴る 作る など、五感で感じる作品がいっぱい。自然のパワーをチャージしながら、気軽にアートに触れに行こう!!
瀬戸内国際芸術祭
7月のスタートから世界的に注目を集めるアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2010』。瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、男木島、女木島など7つの島と、各島をつなぐ玄関口、高松港周辺で開催されている。温暖な気候と豊かな自然に恵まれた美しい風景と、アートが共存するほかにはない催しだ。国内外の作家が集結し、空き家や海岸、堤防など島ならではの空間を使った作品を展示。作品に触れたり音を聞いたり、ファミリーで楽しめるスポットもいっぱい。会期は10月31日まで。

問)瀬戸内国際芸術祭総合インフォメーションセンター
電)087-813-2244
住)香川県高松市サンポート1-1 高松港旅客ターミナルビル1F
時)10:00~17:00(主な鑑賞時間/会場・作品により異なる)
料)パスポート・一般¥5,000、高校生¥2,000、中学生以下無料
http://setouchi-artfest.jp

 
港に下りると一番に目に飛び込んでくる男木交流館。屋根に書かれているのは、作家が男木島をイメージした言葉。日本語やアラビア語など8ヶ国語で表現している。休憩や食事ができる憩いの場。
作/ジャウメ・プレンサ
階段や広場、路地などさまざまな場所にパイプを配管。糸電話のように会話ができたり、オルガンやハモニカの音が聞こえたりと、楽しい発見が満載♪ 見つけたら耳を当ててみてね。
作/谷口智子

雑誌やチラシなどで作ったオブジェ、『想い出玉』を空家に展示。この作品には島民から集めた手紙や日記などを使用し、それぞれの思い出がつまっている。実際に作ることができるから、旅の思い出を作品の一部として残して帰ろう。
作/川島猛とドリームフレンズ
もともと民家だった廃屋に、和紙で箱庭のような空間を作成。島の竹林から採った竹を素材にサウンドオブジェを随所に設置した、音の空間を楽しむ作品だ。竹が奏でるどこか懐かしくやさしい音を感じてほしい。
作/松本秋則
男木島の坂道や細い路地を移動するのに必需品のオンバ(乳母車)が、修繕やペイントを施し日常で使うアート作品に変身。レーシングカーや船などさまざまなモチーフのユニークなオンバが並ぶ。
作/オンバ・ファクトリー
男木島の立ち寄りグルメ


アナゴやキスなど種類豊富なフライの中でも、驚くほど大きなエビフライが自慢。生のパン粉でサクッと揚げた天然の車海老は、プリップリ。その弾力に感動すること間違いナシ。
住)高松市男木町1919
電)087-873-0833
営)要問合せ
休)無休


港のまん前にあるお好み焼き店。大きなタコの切り身が入った地だこ玉焼(¥600)が人気で、テイクアウトもOK。そのほか、たこめし(¥400)やタコ入りの焼うどん(¥600)などタコを使ったメニューが名物。
住)高松市男木町男木港前
電)090-3786-0601(14:00〜16:00)
営)10:00~19:00 休)不定休


別名”鬼ヶ島“と呼ばれ、鬼が住んでいた伝説が残る洞窟がある女木島。冬になると『オトシ』と呼ばれる季節風が吹き荒れるなど、風との関係が強い。芸術祭でも、漁港付近に数百もの風見鶏を設置した『カモメの駐車場』や、グランドピアノに帆を立てた『20世紀的回想』など
”風“を感じられる作品が多数展示されている。また、女木小学校と旧保育所では国内外のギャラリーが集結した『福武ハウス2010』を開催。ゆったりとした空気が流れる島と、新鋭アートの共存を思う存分楽しんで。
 

大きな帆をはためかせるグランドピアノは船がモチーフ。その姿はまさに航海をする船そのもの。時おり流れる音楽が波音と合わさって心地よい旋律を奏でる。音楽を聴きながら、穏やかな瀬戸内海を旅してるような気分に♪ 作/禿鷹墳上
 
漁港の堤防に設置された数百の風見鶏。風を受けると、直線に並んだ風見鶏が一斉に同じ方向に向く光景は圧巻。目に見えない風を視覚で体感できる、おもしろい作品だ。 作/木村崇人
 

鬼ヶ島の洞窟そばにある草薮で、サウンド・インスタレーションを展示。木々や石に囲まれた秘密基地のような空間は、自然の音楽ホールのよう。女木島周辺で採取した音が、四方八方から聞こえる。
作/ロルフ・ユリアス
 
鬼が住んでいた伝説がある鬼の洞窟に、ワイヤーで作った人型の作品を展示。薄暗い洞窟に吊るされた作品は、独特な不気味さも。洞窟を探検しながら作品を見つけよう。
作/サンジャ・サソ
 
女木島の立ち寄りグルメ


世界的に活躍するレアンドロ・エルリッヒの作品『不在の存在』。廃墟となった民家を作品として再生。アートと食事を楽しめるレストランスペース『イアラ女木島』を併設している。
住)高松市女木町185
電)087-840-9022
営)レストラン11:00~20:30(フードL.O.19:30、ドリンクL.O.20:00)
休)会期中無休


鬼の洞窟の近くにあるお土産店。散策に疲れたらココでひと休み。休憩スペースから一望できる瀬戸内の絶景も見逃せない。写真はきなこきびだんご(1皿¥100)。お茶はサービス。
住)高松市女木町135
電)087-873-0772
営)8:30~17:00頃
休)不定休
小豆島
しょうどしま

「小豆島の家」王文志
撮影:中村脩

海と山、二つの視点から構成
醤油、そうめん、オリーブなどで有名な小豆島。海と山、両方の自然に恵まれたこの島に、アジアの作家が作る異国の空気が妙にマッチし、不思議な空間を演出している。
豊島
てしま
山海の幸に恵まれている豊島らしく、食とアートで人々をつなぐ試みの作品も。

豊かな自然にアートが溶け込む
縄文時代の遺跡が点在し、棚田が広がる豊かな島。この島を舞台にクリスチャン・ボルタンスキーなど現代アートの作家たちが作品を展示する。10/17には『豊島美術館』がオープン予定。
直島
なおしま

大竹伸朗(デザイン・設計協力graf)
直島銭湯「I♥湯」(2009)撮影: 渡邉修

進化し続ける現代アートの聖地
安藤忠雄建築の『地中美術館』や草間彌生のカボチャのオブジェなど、現代アートの聖地である直島。芸術祭では李禹煥美術館など注目のニュースポットも登場している。
高松港
たかまつこう

『高松うみあかりプロジェクト』椿昇
撮影:中村脩


各所にアートが散らばる玄関口
芸術祭の舞台となる各島へ繋がる玄関口高松港。高松港管理事務所として使われていた、クラシカルな建物を利用した『ピー・アール・オー・エム』など、各所にアートが散らばっている。
犬島
いぬじま

集落の向こうに、レンガ造りの煙突がニョキニョキ。新しく始まった犬島『家プロジェクト』も要チェック!!

かつての活気をアートで取り戻す
近代化産業遺産である精錬所の煙突がそびえ立つ、個性的な風景の犬島。今はもう役目を終えたその場所を、建築家や作家が手を組み新たなアートスポットして蘇らせた。
大島
おおしま

会期中は写真や陶芸、短歌など、さまざまな技能を持つ入所者たちによる『名人講座』を開催。

ふれあいを通して島の歴史を知る
ハンセン病回復者の国立療養所がある島。かつて誤った認識で語られることが多かったこの病を、人々との交流によって正しく理解しようと働きかけている。
 

芸術祭に合わせて定番のお土産がオシャレに変身した。『Roooots瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト』を開催し、全国のクリエイターからデザインを募集。その中から佐藤卓やひびのこづえらの審査員が優秀作品を選出し、見事名産品とクリエイターとのコラボ商品が誕生した。このカワイイお土産はサンポート高松、海の駅なおしまなどで販売。


丸亀うちわ
1本¥1,000
江戸時代から続く香川の伝統工芸品をモダンなデザインに。

瀬戸内貝がらクッキー
「かもめさん」

1袋¥300
特別純米酒『綾菊』が練り込まれた、香り豊かなクッキー。

オリーブサイダー
「oisii オリーブサイダー」

1本¥200
オリーブ果汁を使用した、爽快なのど越しのサイダー。

しょうゆ豆
¥315
煎ったそら豆を醤油ベースの甘辛いタレに漬け込んだ郷土料理。

黒大豆焼酎「讃州黒」
¥1,000
焙煎した黒大豆で仕込んだ焼酎は、まろやかな口当たりで飲みやすい。

讃岐うどん
「さぬきの夢」

¥1,000
香川県産小麦『さぬきの夢2000』を100%使った半生うどん。

特撰丸大豆醤油
「medetai」

¥500
小豆島の杉樽で2、3年熟成させた香り高い醤油をポップな容器に。